筋肉の名称
人間の体の中には、様々な機能の筋肉が存在します。
なかでも、トレーニング、スポーツの本などに、よくでてくる筋肉の名称
(名前)をご紹介いたします。
■ 大胸筋(だいきょうきん)
前胸の筋肉です。男性の胸板の厚さを決める比較的大きな筋肉であり、肩を後ろから前に移動させるとき、腕を前に押し出すときに働きます。
■ 僧帽筋(そうぼうきん)
首の後ろの下に広がるひし形の大きな筋肉です。肩を上げたり、後ろに引く動作で働きます。
■ 上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)
上腕の表側の筋肉。いわゆる力こぶを作る筋肉で、肘を内側に曲げるときに働きます。
■ 上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)
上腕の裏側の筋肉。上腕二頭筋の裏側です。曲げた肘を伸ばすときに働きます。
■ 三角筋(さんかくきん)
肩を覆う前部・後部の筋肉。腕を上に引き寄せる運動を行う筋肉のことです。
■ 大殿筋(だいでんきん)
お尻を覆う筋肉のことです。
■ 広背筋(こうはいきん)
背中の両側を覆う筋肉のことです。
■ 腹直筋(ふくちょくきん)
腹筋のことです。
■ 中殿筋(ちゅうでんきん)
背中側の尻の上にある小さな筋肉のことです。大腿筋膜張筋とともに、股を開く動作で働きます。
■ 大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)
大腿上部の外側で大腿筋膜の下にある筋肉のことです。股を開く時に中殿筋とともに働きます。
■ 共働筋(きょうどうきん)
ある関節を動かすときに、主になって働く筋肉を助けて同じ働きをする筋肉のことです。
■ 拮抗筋(きっこうきん)
拮抗関係にある筋肉のことです。たとえば、上腕二頭筋に対して上腕三頭筋があるように、ある関節にはその関節を伸展させる筋肉と屈曲させる筋肉がついていますが、屈曲させる筋肉は伸展させる筋肉の拮抗筋で、伸展させる筋肉は屈曲させる筋肉の拮抗筋となります。
■ 骨格筋(こっかくきん)
骨に付着してカラダを動かす筋肉の総称です。人は約600種の骨格筋を持ち、全身の筋肉の約40%を占めます。
■ 主働筋(しゅどうきん)
ある動作を行なう際に、主になって働く筋肉の事です。膝関節を伸展させるためには、何種類かの筋肉の働きが必要ですが、主になってはたらくのは大腿直筋で、これを主働筋といいます。主働筋と同じ作用をして主動筋を助けるのが共働筋です。
■ ハムストリングス
太股の裏側の3つの筋肉、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の総称です。