筋力トレーニング
筋力トレーニングは正しい知識で行うと危険ではありませんが、安易にはじめると非常に危険です。安全で効果的な筋力トレーニングを行うために、まずは、次のことに気をつけながらはじめましょう。
いきなり運動を始めない!
特に冬場などは、筋肉はガチガチの状態になっています。ガチガチの柔軟性のない状態で、筋肉を収縮させることケガをする確率が非常に大きくなりますので、いきなり運動はさけましょう。
柔軟性のない筋肉にハードな負荷をかけると、「スジ」を簡単に痛めて痛みが引くまで運動ができなくなります。
また、筋力トレーニングは、体が完全に目覚めていないうちに運動を行うと、心血管系に負担をかける恐れがあるので、運動は朝食の30分~1時間後または午後に行う方が安全です。水分も十分に補給してから始めましょう。
軽い運動から始める。
これまでにスポーツをしたことがない、またはやっていたがしばらくブランクがある、という人は、急に重いウエイトで始めるのは避けましょう。これは、以前、スポーツをしていたがしばらくブランクのある人に起こりがちな現象です。
なかには、かなり重いウエイトを使用して1~3回程度の低回数行うものがあります。ブランク開けにこのような筋力トレーニングを突然始めるとどうなるでしょうか?
もちろん、次の日の朝から筋肉痛に襲われますし、重症の場合は日常生活に支障がでます。 もっと重症なら病院へ直行ということもありますよ。あと、重すぎるウエイトを使用した時以外にも、セット数を多くやりすぎた場合にも起こり得ますので気をつけましょう。
毎日やらない!
筋肉は休めることも大切です。上半身と下半身を交互に、週2~3回を目安に行いましょう。
持病のある人は、医師に相談を。
膝(ひざ)や腰を傷めていたり、高血圧などの持病を抱えている人は、かかりつけの医師に相談してから始めましょう。